てんかんは知名度こそ高いですが、正しく理解していない人が多い病気ではないでしょうか。てんかんは、遺伝するのか?などといった、てんかんについての基礎的な知識を紹介します。

てんかんの薬物治療とその相談窓口

てんかんという病気は、平たくいえば、脳の異常興奮によって、手足の筋肉がみずからの意志とかかわりなく動くような発作がとつぜん起こったり、意識が飛んでしまうといった症状があらわれる病気です。
てんかんといっても、原因や症状にはさまざまな種類があるため、外科手術や食事療法のような解決方法もありますが、一般には薬物治療がおもに用いられています。
てんかんの薬物治療についても、基本的には病気そのものの治療というよりも、薬物によって脳神経細胞の興奮を抑制して、発作の回数を少なくし、生活を円滑にしやすくする薬ととらえたほうがよいでしょう。
てんかんの場合、一般の病気とは異なり、多剤併用療法といって、複数の薬物を組み合わせて用いることも、比較的多くなっているため、薬物の選択や併用する期間、分量などが重要となってきます。
こうした薬物治療にあたっての相談窓口ですが、たとえば国立病院機構などの大きな病院では、てんかんセンターという専門の部署をもっている場合がありますので、やはり専門家に相談をするというのがいちばんです。
そのほかにも、全国各地にてんかんのための外来を受け付けている病院は多く、てんかん診療ネットワークから検索することが可能となっています。
また、日本てんかん協会のような患者団体でも、主として生活面などでの相談に対応しており、全国の都道府県には支部をそれぞれ置いていますので、こうした団体に相談を持ち込むという手段もあります。
いずれにしても、症状そのものや社会生活面からの苦しさやなやみというものは、ひとりでは解決しがたいものが多いことから、適切な相談窓口をみつけて、しっかりと対応してもらったほうがよいといえます。